南会津ものづくりストーリー
大量生産・大量消費の時代も終わり、今は、素材・デザイン・作り手のストーリーが見えてくる「本当のいいもの・こと」を求めるようになって来ています。
人と人を繋げる、ぬくもりのある「ものづくり」がこれからの日本の生活や文化を豊かにしていくのだとマストロ・ジェッペットは考えます。
弊社が拠点としている、南会津郡の面積は神奈川県ほどの大きさがあり、そのうちの92%を森林が占めています。 森林に育つ広葉樹・針葉樹は木材資源だけでなく、地域の水と空気も作っています。
この生命の源の循環は人の手による植林~手入れ~伐採のサイクルを元に形成されています。
マストロ・ジェッペット社は本年度から積極的に南会津の木材を活かし、川上の伐採から川下の商品の生産までに関わる「南会津ものづくりストーリー」として地域循環に貢献していきます。
「FAVA Four Seasons」 南会津地域は福島県の南西部に位置し、東北地方の南の玄関口となる地域です。越後山系から連なる帝釈山(標高2059m)を最高峰に山に囲まれています。
「涼しい深緑の夏」 「色鮮やかな紅葉の秋」 「静かな白銀の冬景色」 「雪国の遅い春を彩る桜」 と南会津は1年の中の季節変化がはっきりと感じられ、四季折々の雄大な景色が楽しめます。
その南会津の四季彩をテーマにした 季節「秋」特別商品ラトルシリーズ: 「FAVA Four Seasons(秋) 」 季節限定でお届けしていた商品ですがご好評につき通年商品になりました。(本製品は国産広葉樹‘地域材’)を使用しているため注文が集中した場合はお待たせする場合もございます。)
「色鮮やかな紅葉の秋」 南会津の代表的な樹種「くり」と栗の実のブラウンとイエローのカラーで構成しています。
◎ FAVAのデザインについて
おもちゃとは子どもが産まれてから一番早く手にする「道具」です。それは赤ちゃんがデザインや色を認識する前に体験するモノとなります。そのモノがはっきりしたビジョンと美しさを持った商品であるべきだと思います。
木製玩具、特に赤ちゃんのファーストトイには安心感があってほしいと思い、両親の指のように握り易く、暖かみのある素材感と優しいシェイプを意識したデザインにしました。
考える人 / デザイナー 富永周平(レストーリエ)
◎ FAVAの木材「くり」について
このFAVA Four Seasons(秋)の樹種選びは、数多くある南会津産広葉樹の中から、美しい紅葉で森を彩り、実がその季節の到来を食卓に知らせてくれる、南会津の代表的な樹木、”くり”の樹を選びました。
里山の暮らしにつながりを持つ樹種です、里山の想いが伝わることを考えながら選定いたしました。
木をえらぶ人 / 製材工場 関根健裕(関根木材工業)
◎ FAVAの製造について
木のもつ美しい木目を大切にしたいと思い、厚い一枚板を半分にカットして、上下の部品を同じようにくり抜き、その対になっている部品をプレスで接着しています。それにより見た目の木目の美しさだけでなく、木材特有の気温や湿度による収縮を最小限に抑え、故障を防ぐことができるのです。
研磨において、ヤスリの荒さを変えて3回研磨することでとても優しい肌触りになっています。
素材の特徴を知って、加工に手間をかけることで製品クオリティーを上げています。
つくる人 / 木工工場 児山文彦(児山製作所)
ファーヴァ(秋)・FAVA Four Seasons 特別商品
素材 :南会津くり
EN71(おもちゃ安全基準)適合塗料使用
サイズ :11.5 x 4.2 x 2cm 対象年齢:3ヶ月〜